不動産投資は株式投資と比較すると投資資金が大きいのです。資金が大きい分、成功した場合は安定した収益を得ることができますが、失敗した場合は、損失も大きくなります。そうならない為にも不動産の特性とリスクを理解しておかなければいけないと思います。
不動産投資の収入である「家賃」その家賃収入からリスクを考えていきます。
空室によるリスク
不動産投資によって得られる収益の1つに家賃収入があります。
不動産を貸すことによって借主から得られる毎月の賃料収入です。
なのえ当たり前ですが、借主がいない場合は収入がなくなります。むしろ不動産保有しているだけで管理費、固定資産税、都市計画税などの経費がかかるので実質マイナスとなります。
借主の事情で退居することはおおいいのでそこの不動産特性をしっかり理解をしておくべきです。
中途解約制度によるリスク
貸主と借主の間で賃貸借契約を締結する場合、通常、2年から3年の契約期間を定めます。
ですが契約期間中であっても、借主からの事前予告(6ヶ月前から1ヶ月前)によって中途解約することが可能です。(特別な契約形態を除いて)
契約書に書いてある契約期間はあくまで賃料収入の目安となります。
いつでも解約できるという状況である以上いつ借主がいなくなるかわからないです。
現在不動産市場は「借り手市場」と言われています。なので借主による中途解約、または期間満了による解約を想定して施策を打たないと収益を得ることができません。
賃料の下落によるリスク
家賃が、近隣の相場と比べて高いとなった場合は、契約更改・借主が入れ替わるタイミングなどで相場に合わせる形で家賃を引き下げなければいけなくなります。
そのため最初の計算では利回りが高かったが、下げたことにより想定の利回りよりも下がるという
可能性がしたあるのです。また借主からの家賃引き下げ交渉などもあるかと思います。
その都度どのように対応した方がいいのかということも想定しておいた方がいいでしょう。
賃料滞納のリスク
お金が支払われないとそもそも意味がないです。賃料の滞納というリスクもあります。賃料を滞納している場合は、借主への督促・連帯保証人への督促が必要となります。
賃料の不払いを理由に退去させることもできますが、とても労力がいります。またその業務をアウトソーシングしようとなるとまた費用がかかります。
以上家賃収入の場合のリスクだと思います。
不動産投資においては、リスクの特性を十分に把握してその対策を考えることにより
投資の成果も変わってくるでしょう。